とおまわりについて

「とおまわり」は“ときめく遠回りをしよう”をコンセプトに、読み物・映像作品・暮らしの道具などをお届けします。

なぜ、「遠回り」なのか。

「あらゆるものが便利で効率的になっていく一方で、私たちの心や体は豊かになっているだろうか?」

と疑問を抱いたことが始まりです。

 

スマホ1台で世界中と繋がることができるのに、すぐそばで暮らす人たちをよく知らないこと。

様々な技術革新が進むなかで、職人による手仕事が失われつつあること。

コンビニや宅配で簡単に手に入る食事に、どんな背景があるのか分からないこと。

保育や介護の需要が高まっていながら、ケアワーカーの労働環境がなかなか改善されないこと。

人生100年と謳われる一方で、心の病や自殺が絶えないこと。

 

様々なものごとに「近道」でたどり着けるようになった結果、失われてしまったものや見えにくくなったものがたくさんあると感じています。

そこで、もう一度「遠回り」することの価値を見出したいと思っています。

土鍋でごはんを炊けば米のひと粒ひと粒が輝き立つように、秋に球根を植えれば春にはチューリップがほころぶように、手間をかけた時間や待ち遠しい気持ちは、やがて喜びとなって心にかえります。

そのような「遠回り」をすることで「近道」では得られないときめきを味わい、より心地よい暮らしと社会を作っていけるのではないかと考えています。「とおまわり」は、微力ながらそのきっかけになることを目指しています。

文字どおり、ゆっくり、一歩ずつですが、そんな「とおまわり」をどうぞよろしくお願いします。

「とおまわり」創業ストーリー