【マワリスト003】アキノ染色工芸:秋野洋さん 映像と記事を公開しました


「印染は、“あわい”の仕事」

そう話すのは、鹿児島県阿久根市で昭和58年から続く アキノ染色工芸 の印染師、秋野洋さんです。




秋野さんは日本の伝統「印染(しるしぞめ)」を、今もなお一枚一枚手仕事でつくり続けています。印染は、神社ののぼりや漁船の大漁旗など、昔から「ハレ」と「ケ」のつなぎ役として使われてきました。

技術革新によって、染め物の世界も機械による大量生産が主流となった今、なぜ手仕事にこだわるのか。尋ねると、秋野さんはこう答えました。

「時間、空間、人間。この3つの言葉に共通する“間(あわい)”という文字。自分の仕事はこの部分なんです」




のぼりを立てて祝いの時を知らせたり、のれんを掛けて空間をつくったり、大漁旗を贈って人の思いを届けたり…。時や場所や人々のなかに一枚の印染があれば、“あわい”が見える形となります。その“あわい”を手仕事でつくりだすことで、より特別なつながりが生まれるのだと、秋野さんは言います。

「手仕事」とひとことで言っても、実際は途方もなく地道で、集中力や忍耐のいる作業の積み重ねです。時間がかかるし、一度にたくさんはつくれません。機械のように全てを同じようにできるわけでもありません。

しかしだからこそ、待ち遠しさの先で出会えたものに喜び、世界にひとつしかないその一枚に胸が高鳴ります。ものをつくり、使うということは、本来そのようなときめきに満ちた体験だったと思うのです。







今回、秋野さんに「とおまわり」オリジナルの手ぬぐいを手がけていただきました。一枚一枚、型彫りから染色まで、まごうことなき手仕事です。暮らしのなかにそっと咲くような、ぬくもりある花模様をあしらいました。

手ぬぐいは、薄くて軽くて乾きやすく、汗を拭ったり、物を包んだり、インテリアに取り入れたり…。一枚あれば、軽やかに寄り添ってくれる心強い存在です。ぜひ、身近な暮らしを通して、手仕事の風合いを楽しんでみてください。




✅ご購入はこちら→ https://tomawari.jp/products/とおまわりな手ぬぐい

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【マワリスト】
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